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アウっ!!

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ブルーザー・ブロディ私の、知的反逆児

う~ん読んでみたい。買ってみよっと。


小林 照幸・評『ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児』

◆彼が守った矜持を伝えるために

 ブルーザー・ブロディ……問答無用に凄いプロレスラーだった。私もその一人だが、現在の三十代、四十代で彼に特別な思いを抱く人は今も少なくないだろう。

 198センチ、135キロ。スピード、スタミナ、テクニックすべて抜群。髪と髭を伸ばしたキリストに似た風貌(ふうぼう)。言葉には新聞記者出身の知性も溢(あふ)れていた。彼が遠征先のプエルトリコで刺殺され、本年七月で早くも二十年。享年四十二。

 本書は、未亡人とアメリカでのビジネス仲間だったブロディの友人が綴った共著。死の際で「妻と息子に愛してると伝えてくれ」と言ったブロディ。二十年経て語られる刺殺事件の真相と、八日間に二つの死(夫の死と第二子の流産)を体験した未亡人の告白が重い。

 世界各国を渡り歩いたブロディは、自らのプロレス観の創造を第一とし、プロモーターへの安易な迎合を潔しとしなかった。それは実力と人気を兼ね備えた者の矜持(きょうじ)、妻と息子の生活を守る者としての矜持だった。

 日本での仕事はブロディを満足させ、好敵手にも恵まれたが、マット界では彼に対して反逆者的な見方をするプロモーターやレスラーがいたのも事実で、そんなプロレスビジネスの内幕にも本書は存分に触れる。

 本書のサブタイトルに対し、私は読了直後、「ブロディの友人から見た客観的なブロディ評か?」と思ったが、今は違うと感じる。 私、とは読者なのだ。二十年前、ブロディに熱中した少年や青年だった彼らも現在はブロディが刺殺された年齢とほぼ同じ。彼の生き様を理解できる年齢に達したと版元は意識し、安易に自らの矜持を失うな、自らの中のブロディを忘れるな、との願いを込めたのだ。

<サンデー毎日 2008年3月16日号より>


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